フッ素塗布を勧められたのですが「フッ素」ってどんな効果があるのですか?

フッ素には歯を強くする効果と虫歯になりかけの歯を修復する効果があります。
特に若年者の歯(乳歯と生え始めの永久歯)は歯の構造が弱いので虫歯になりやすい反面、フッ素を歯の中に取り込みやすいので非常に効果があります。
当院では、小児の場合、3か月に一度のフッ素塗布で虫歯予防を行っています。

親知らずは抜いた方がいいのでしょうか?

前歯から数えて8番目を歯のことを親しらずと言います。親しらずが痛む場合のほとんどは、その周りにプラークがたまって歯の周りに炎症を起こした場合です。
ですから、親しらずがまっすぐはえていて、歯の頭が全部出ているようだとプラークコントロールができるので、抜く必要はないと思います。
最近では、食生活の影響か顎(あご)の大きさが小さくなり親しらずがきちんと生えてこない人の方が多いようです。

冷たい物を食べると歯に染みるのですが歯周病でしょうか?

歯周病とは、読んで字のごとく歯の周りの骨が溶けてくる病気です。現在、成人の80%以上が多かれ、少なかれ歯周病になっていると言われています。
歯周病は、歯についてよごれ(プラーク)をえさにして菌が活動して骨を溶かしていきます。治療の基本は、たまったよごれをきれいにすることです。つまり歯石やプラークをとることなのです。
歯周病の進行の程度によって治療の内容は異なってきます。

ホワイトニングについて

前歯の色が黄色い、もっと白くしたいと思っている人へ。歯を白くする方法は、何通りか考えられますが、歯を削ることなく行えるのがホワイトニングです。
まずは、歯の表面についているステイン(タバコのヤニ、お茶、コーヒーの着色)をとりその後ホワイトニング剤によって歯の脱色を行います。歯の変色具合によって、効果が異なりますが、通常1回30分くらいで1〜3日程行います。

おしゃぶりをしていると歯並びが悪くなるのでしょうか?

おしゃぶりは2歳半を目処にやめるようにしましょう。その理由はずっとおしゃぶりをしていると、前歯が咬み合わない「開咬」いう状態になる可能性があるからです。
開咬になると、発音する時に舌をその隙間に出すようになるので、変なくせがつき、永久歯に生え変わっても前歯が閉じない状態になりやすいからです。

顎(あご)関節症について

口を開け閉めするとき痛い、カクカク音がなる。朝起きたときに顎がだるいなどの症状があります。顎関節症は咬み合わせ、顎を動かす筋肉、顎関節自体の問題にいろいろな誘因(ストレス、ほおづえ、咬みぐせ、歯ぎしりなど)がからんでおこってきます。
治療はその程度によって変わってきますが、ひどくなればまずは顎関節の負担となるような行動、例えば、昼間、歯を咬んでないか、ほおづえ、左右バランスよく食べているかなどを控えるようにするといいでしょう。

メインテナンスについて

歯をなくす原因のほとんどは虫歯と歯周病です。では、どうすれば歯をなくすことなく一生を送ることができるのでしょうか?
まずは、虫歯及び歯周病をきちんと治療することが大事です。治療が終わったらそこからがスタートです。ゴールではありませんよ。虫歯や歯周病は生活習慣病ですからそのままにしておくとまた繰り返します。予防のために毎日のブラッシングをがんばること。最低半年に1回は、歯についた汚れ(バイオフィルム)を除去することが重要です。
定期的なメインテナンスによって、自分の歯と長くおつきあいをしませんか?

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